第一章

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君の上に降る雨が、せめて穏やかなものであるように

04 Twitterの滝(4)

ケイスケさんと別れてから、半年ほどが瞬く間に過ぎた。  日々は忙しく、しかし単調に過ぎていった。  Twitterの滝は来る日も来る日も、遅くなったり速くなったりしながら絶え間なく流れ続ける。前方にも、そして後方にも、延々と続く果てしない言...
君の上に降る雨が、せめて穏やかなものであるように

03 Twitterの滝(3)

夜が深まるにつれ、Twitterの滝はその勢いを落とし、光量を減らした静かな流れに変わっていた。LikeやRTの光がときおり穏やかに瞬く以外は、淡い光のカーテンがゆらゆらと揺れながら降りていく。  焚き火の周りでは、談笑が続いていた。俺が集...
君の上に降る雨が、せめて穏やかなものであるように

02 Twitterの滝(2)

遙か眼下では、ボブがいつもどおりのきびきびした口調で班員たちに指示を飛ばしているのがかすかに聞こえてくる。  “死にたがり”の方はだいぶ大きく見えるようになっていた。彼が腕に抱えているのはたぶん、画像データだ。まだ不要タグの付けられていない...
君の上に降る雨が、せめて穏やかなものであるように

01 Twitterの滝(1)

Twitterは、どうどうと音を立てて降り注ぐ瀧に似ている。  それは膨大なデータの奔流だ。以前写真で見たナイアガラの瀧なんて目じゃないくらいの、堂々たる偉容。果てしなく続く瀧の連なりは、まるで空が半分に割れたかのようだ。  銅色の空から、...
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