「大人のねるねるねるね」をひたすら練ってみた

小説

子供がコロナに罹っているので、自分用に「大人のねるねるねるね」を買いました。


いや話はちゃんと繋がっていますのでちょっと聞いてください。

うちの子達は幼い頃、まーほんとによく風邪だの気管支炎だの百日咳だのマイコプラズマだのRSウィルスだのにかかりまくる子たちでした。

この話は近々書きたいと思いますが、私ね、私…在宅勤務ができる今の時代に子育てしたかった…です…。もうほんとに、ほんとに、一人がやっと治ったら次の子が熱を出し、一人がやっと退院したと思ったら別の子が入院し…ああ、ほんとに私、偉かったなあ!!よく頑張ったよ!!ほぼワンオペでな、くっそー!!

なので子供が熱を出して仕事を休まざるを得なくなるたびに、私、自分へのご褒美を必ず一つ、買うことにしてきたんですよ。

もうね、子供が風邪ひいたらね、自分のご飯なんて作らないよ。私は偉い母なので、熱出した子達にはうどんとかお粥とか作るじゃん?いけそうなら餅もプラスしてあげるじゃん?そしたら自分はなんでもいいから好きなものを食べるの!なるべく体に悪そうなやつを!ギットギトの、ベッタベタの、普段ならちょっと子供の手本となるべき身としてこんなジャンクなものを…って尻込みするようなやつをね!いいの、子ども看病してる私はこの世で一番偉いんだから!だからカップ焼きそば食べたっていいしカップ焼きそばにマヨネーズだのたらこだの、なんならバターのかけらなんかのせちゃったりするんだからね!!へへーんだ!!

…となっていた十年前のことを思い出しながらドラッグストアで買い出ししてたんですが、しかし今別にカップ焼きそばは食べたくないな…?と思ったので、自分用に「大人のねるねるねるね」を買ったというわけです。腕によりをかけてね、練ろうと思うんですよ!!子供が寝てるうちにね!!あーっはっはっはっはっは、欲しかったら治ってみやがれってんだー!

…なんでしょうねこの気持ち?よっぽど昔の看病が辛かったんだろうか。

さー開けるよ!!
いっぱい入ってるー!

このさ、いろんな粉がいっぱい入ってるところがいいんですよね。

なんか、昔の学研とかりぼんとかの付録を思い出す。説明書読みながら一個一個手順を踏んでいく感じがいいんだよなあ。

一番の粉を入れました。あれ?ケース上下さかさまじゃない?
水を入れた!ワクワク!
一番の粉を練ると抹茶みたいな色だった。写真撮り忘れちゃった。そこに二番の粉を入れました。
おお〜!色が変わる!もこもこしてきた!!うれしい!!たのしい!!
もこもこだーーーー!!!

テンション上がるなあー!!笑

そしてこれは「大人の」ねるねるねるねなので、ここで終わらない。カラメルの粉をかける。すごいカラメルの匂い!!

なるべく平らにして満遍なくかけるんだって
固まったー!!

水をかけて一分待つと、固まるんですよ…!写真じゃわからないけど、スプーンで押すとちょっとカチッとした手応えがあります。

バターソースも付いていて、カラメルを割って下のねるねをすくってソースにつけながら食べるのだそうですが、

このキャラクター、ねるねっていうんですって

バターソースはね、ちょっと苦手な味だったので…
食べ物残すの悪いけど、申し訳ないけど、私、今日は普通のあきのじゃなくて看病あきのだからね。嫌いな味を無理して食べたりはしない。

カラメル+ねるね、とても美味しかったです。子供向けのねるねるねるねは、練るのが楽しいだけで味はちょっと…という記憶がありますが、大人向けだからかな?美味しかった!令和のねるねはおいしくなっているかもしれないですが。

自分で練ったり組み合わせたりしながら作る食べ物っていいですよね。私、自分の小説で練り粉という保存食を創作しましたが、その元になったのはおそらくこの「ねるねるねるね」。私の母はこういうものをおいそれと買ってはくれない人だったので、憧れがすごくあったんですよね〜。あと水飴練るのも楽しい。なんかこう、食べるまでにちょっと時間がかかって、その間楽しくおしゃべりできるような食べ物があったらいいなあー。今カクヨムさんで毎日更新中の「王女殿下の懐刀」ではいろんな宝石に似たお菓子でブローチを作るところを書きましたが、作中でも書きましたがデザインセンスによって出来上がりが左右されるんですよね。なのでもうちょっと簡単に、ただ練るだけの…誰でもできて誰でも美味しい…力のかけ具合でいろんな色になって絶対に同じ色にならないみたいな…大まかな色合いで占いができるみたいな。今日のあなたの運勢は!?練って占おう!みたいな。そのままでもおいしくてせっかちな人はすぐ食べちゃうけど練れば練るほどおいしくなって味が変わってもっと美味しい〜!みたいな。凝り性の子は練りすぎて時間内に食べ終わらずに寮母にやきもきされたり力の強い子に取り上げられそうになって戦ってみたり、自分もほんとはひたすら練りたいけど時間とか人目とかが気になっちゃってほどほどで食べちゃう子から見ると、自分の練りたさを貫くその子が眩しいみたいな。そんなお菓子。いつか書こう。

そんなことを考えながら全部一人で食べました。楽しいひと時でした。

 

娘がトイレに来た隙に「治ったらねるねるねるね買ってあげようか?」って言ったら「え…別にいらないけど…?」って言われましたよ。私よりずっと大人になっている…。

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