地域包括支援センターに電話をしてみた話

お正月に実家に帰った時、母が小さくなっていました。

私の意識的にはこれくらい小さかった

とても元気は元気なのですが、もう後期高齢者だし。田舎なので車の運転ができないとどこにも行けない・何もできない。母には生き甲斐があって、今も元気に飛び回っているんですが、危ういバランスの上に成り立っている平穏だということはちょっと前からわかっていました。

元気だし、
ご飯も自分で料理してきちんと食べているし、
洗濯も掃除もちゃんとできるし、
病院にも自分で行っているし、
薬もきちんと飲んでいるし、
カーブスに行って体のメンテナンスもしていて、
生き甲斐もあって、
お友達もいて、
毎日賑やか。

でもこの日常はあとそんなに長くは続かないんじゃないかな、という気配をずっと感じていました。ちょっと転んでどこか怪我するだけでもこの生活は成り立たなくなる。

そんなこと思っている時にこんな本を読みました。


「親不孝介護」という本が初めにあって、その後に出された本です。
いろんな人の介護にまつわる話をインタビュー形式で聞いた本です。

めちゃくちゃ刺さりました。ああ今私に必要な本だったな!って。「親不孝介護」も読みたいと思います。

 

うちの母は私が子供の頃は入退院を繰り返していました。もともと気管支が弱くて、すぐ寝込んでしまう人だったんです。小学生の頃は、今日帰ったら母が死んでるかもしれないと思っていました。運良く生きていましたが、帰ったら寝込んでることはとても多かったです。

ですが40代の後半くらいに整体を受けて、頚椎のどこかが狭くなっていて呼吸がうまくできていないということがわかり、定期的に施術を受けるようになったらめちゃくちゃ元気になりましてですね…。今までやりたくてもできなかったことを思いっきりやるの!!と飛び回るようになったんです。幸せそうです。

なので私は、なんていうかな、人は生きているだけじゃなくて、やりたいことを見つけて、それをやれる体や環境を維持するというのが、すごく大切なんだなって思うんです。

 

十年くらい前から、私は母に、うちの近所に来ないかい?と聞いていました。実家は車がないとどうしようもないところ。一番近いスーパーまで歩きだと20分くらいかかるんです。私の近所に来てくれれば、運転できなくなっても徒歩圏内に色々あるし、私もサポートもできるし、何より安心だし。

でも母にはやりたいことがあったので、私の家のそばに引っ越して、また一から環境を構築するのはしんどい、と言っていました。確かに、私が安心したいからと言って母にやりたいことを諦めてもらうのは本末転倒です。それで数年かけて少しずつ母の希望を聞き出してきたんですけど、最後まで自分の家で、住みなれた環境で暮らしたい、というのが結論のようでした。(初めの数年は、都内に行って妹と一緒に住むとか、友達と一緒にシェアハウス?するとか言ってました)

でもね、具体的にどうするこうするということは言わないんですよ。

車の運転できなくなったらどうするん?→どうしようかねえ…
買い物とかはどうする?→生協かねえ…灯油は今も運んでもらえてるしねえ…
山から降りて駅の近くで暮らすのはどう?(実家は山の上にあります)→引越し先の近所の人とうまくやれるかわからんしねえ…
サポート付きの高齢者用アパートは?→・・・・・

うんまあ無理強いは良くないかな…と思ってあんまり詰めないようにして先送りにしてきたのですが、

多分ですが、あんまり深く考えたくないだけなんじゃないか?と思うようになって。

根気強く聞いたところ、結局母はね、兄(独身一人暮らし)が家に戻ってきて一緒に住んで、生活のサポートしてくれたらって思ってたみたいなんですよ。私、それはダメだろうと思いました。そんなこと私の口から言えないですし母の口からも言わせちゃいけない。それは、兄の人生の上に、母の人生を丸投げすることですよね。たぶん、色々考えなきゃいけないのが億劫になっていて、やりたいことができなくなったらあとはもうお兄ちゃんどうにかして、っていうことですよね?
天使のように優しい娘(ハイ私のことです!)がサポートするよって言ったのを断ったのですから、母は最後まで、自分の生活を自分で支える決意をしなきゃいけないと思う。

なので、母がやりたいことをやり続けるためにはどんな環境を整えたらいいのか、これからどんなことを準備して、子供たちはどんなサポートをすれば良いのか、プロに聞いてみようと思った次第です。
母がやりたいことは生きがいの方で、車の運転は必要に迫られてやっていることだから、車の運転ができなくなったら、その地域で用意されてるコミュニティバス?とかがあると思うので、それを申請すればいいと思うし。そういう細かい情報は、やっぱりプロに教えてもらったほうがいいよね。

母の住んでる住所の地域包括支援センターに電話して、面談予約を取りました。元気なのになんで電話してきたの?って言われるかと思ったけどそんなことなかった。良かったわー。

あとこれは子育てで得た教訓なのですが、初めの計画段階から関わらないと人は受け身になるので、真っ先に兄の仕事の予定を聞いて、休めそうな日程を出してもらいました。兄と母と私の日程が合う日を三つ、先方に提示して、いい日を選んでもらいましたよ。

さーどうなるかな。介護は撤退戦、軟着陸を目指すもの(「わたしたちの親不孝介護」に書いてありました)、という教訓を胸に、手探りしていきたいと思います。

追記
実際に行ってみた話はこちら↓

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