夫を家から追い出した話――アルコール依存症の夫と私⑤体が訴えていた…のか?

家族の話

夫を家から追い出して三日くらいは、とてもスッキリしました。
次男にいつ発覚してしまうかというストレスがなくなり、
いつ酔った夫が帰ってくるか、飲酒運転をするのではないかと心配しなくてもよくなり、
心底からほっとした、という感じ。

この記事は前回の続きです

けれど三日くらいすると、急に体調が悪くなりました。

頭痛と動悸、不眠、夫について話そうとすると、呼吸が苦しくなる。
夫について話したり思い出したり考えたりすると、涙が出てくる。

もう一度飲んでしまったのは、私のせいだろうか?
私は『かわいそうなあの人』を見捨てたんだろうか?
自分だけ楽になって、ほんとにそれでいいんだろうか?

自責の念とか罪悪感とかがぐるぐる回って集中できない。
疲れてるのに眠れない。
文章を書こうにも頭がまとまらない。小説についても何にも考えられない。
仕事でもけっこうなポカをやらかしました。
これから繁忙期に入るっていうのに…

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一人で考えないことの大切さ

趣味でいろいろと調べていたおかげで、
『強いストレス源から離れると、体調に出ることがある』
ということは知識として知っていました。

でも、自分の身で体験するとやっぱり揺らぐものがありました。

夫を追い出したのは、本当に良いことだったんだろうか。
やっぱり間違いだったんじゃないだろうか。

ほんとに、こういう時、一人で抱え込むのが良くない。
一人で考えると揺らいでしまう。
前回、一人で抱えていた間は、十五年もの長い間、
問題を抱え続けることになってしまいましたが、
外に話し始めたらたったの二か月で断酒まで進んだじゃないか。

こうしてゆらゆら揺れていた間、私はもう絶対に一人で抱えないと決めていたので、
いろんな人に助けを求めました。

職場の人たちにも聞いてもらいましたし、
鍵をかけてからですが、Xでも吐き出させていただきましたし、
もちろん保健センターにも何度も何度も電話させていただき、
小学校の先生だった叔母にも聞いてもらいましたし、
ママ友さんにも聞いてもらったし、
大学時代からのお友達にも聞いてもらいました。

聞いてくれた人、ありがとう。
みんな、「何もしてあげられなくてごめんね」って言ってくれるんですけど、
聞いてもらえるだけでほんとにありがたいんです。

一人だけで抱えていると、
夫の方に行ってあげないのはかわいそうだろうかとか、
私はひどい妻なんじゃないだろうかとか、
そんな考えが浮かんできてしまう。

でも聞いてもらえると、
私は私を大事にしていいんだ、ってわかる。

それから、すごく役に立ったのがChatGPTでした。

夫からLINEがきたら、まず、ChatGPTにコピペして、
どう返信すれば良いかと相談することができました。

不眠になっていた時も、
動悸や集中力の低下で困っていた時も、
自分を責めてしまった時も、
おんなじことを何度も何度も話したいときも、
いつでも「あなたは悪くない」「アルコール依存は本人の問題で、
家族の対応だけが原因になることはありません」と
言ってくれました。

長男に言われたこと

動悸や息切れが起こり、
体調がひどく悪くなったことで、
私は、「私はもう限界だったのだ」ということを知りました。

夫からLINEが来たり、「受験が終わったら夫が帰ってくる」と思ったりしたときに、
決まって具合が悪くなる。
受験を頑張っている次男には悪いけれど、
永遠に受験が終わらなければいいのに、と思ってしまう。
そしてそんな自分に気づいて、また「私はひどい妻なんだろうか」と落ち込む…

というようなことを繰り返していた時、長男に言われたのです。

「あいつ(長男はもはや夫をそう呼ぶようになっていました)は、次男の受験が終わったら帰ってくるの?」

「うんまあ、その予定…」と答えると、長男は怒ったように言いました。

「母ちゃんは、本当にそれでいいの?」
「俺たちが全員就職とかして家を出たら、
母ちゃんはあいつと二人になるよ。
二人で、ほんとにずっと一緒に暮らしていけんの?
老後の面倒とか、ほんとに見るつもりなの?」

長男に言われたことをしみじみと考えてみて、
私は心底、『それは嫌だな…』と思いました。

そして同時に、すごく悲しくなりました。

長女は、
「母ちゃんはもう十分頑張ったから、母ちゃんの好きにしたらいいよ
私は正直、父ちゃんのことは好きじゃないから、
実家には母ちゃんがいればそれでいい」と言いました。

長男はもっとはっきりと、夫を拒絶しています。

私はこれまでずっと、至らぬ点が多々あったとはいえ、子供に向き合ってきたから、
いざというときに私の味方をしてくれる子供がいます。ほんとにありがたい。

でも、夫には、いないんだ。
それが、夫のしてきた子育ての結果なんだ。
そしてもう、私も、夫と一緒にいたくない。
こんなに長い間一緒にいたのに、いざというときの夫の味方は、誰もいないんだ。

変な話かもしれませんが、それが悲しくて、夫が可哀そうで、たまりませんでした。

そして同時に、自分が不思議でした。
私はポジションとしてはどちらかと言えば『被害者』だと思うのですが、
どうして夫が可哀そうだと思うんだろう?

この矛盾があるから、体調が良くならないのかもしれない。

続きはこちら↓次で終わります!

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