ChatGPTで小説の続きを書いてみる試み その1

もうずいぶん長いこと放置している小説があります。

SFです。

プロットはだいぶできているのですが、書き出し部分だけ書いて、ずいぶん長いこと放置しています。もう7年くらいだろうか…すごい久々に冒頭部分を読み直してみましたが、まだTwitterの頃です。何もかも懐かしい…笑

冒頭部分と言ってもけっこう分量があります。ブログに載せるのはちょっと躊躇われる量なので、もし興味のある方がいた時のためにGoogle documentに載せてみました。いないと思いますが念のために書いておきます、著作権は放棄しておりませんので、二次利用はしないでください。

さてそれでは、書き出し部分をChatGPTに読ませてみます。長いので二つに分けました。前半部分のプロンプトはいつものとおり。

以下の文章を読んで、感想を教えてください。

読ませるだけなら別に感想を書いてもらう必要はないんですけど、今まで誰にも読んでもらったことのない文章なので、ちょっと褒めて欲しい気持ちが…笑

優しいChatGPTは優しい感想をくれました。

この文章は、デジタル世界を舞台にしたフィクションで、Twitterの「バズ(Buzz)」を物理的な瀧や爆発として描写し、データの流れや影響を視覚的に表現しています。物語は、Twitterの中でデータを管理・清掃する「人工知能」の視点で進み、デジタル空間における「バズ」の恐ろしさや、それに対する対応を描いています。

まず、文章の描写が非常に生き生きとしており、Twitter上の出来事を圧倒的なスケールで表現している点が印象的です。ナイアガラの瀧に例えられるTwitterのデータの流れは、膨大な情報の洪水のように感じられ、日常的なSNS活動が持つ潜在的な力と危険性を強調しています。

また、キャラクターの感情や動作が詳細に描写されており、彼らが直面する危機感や緊張感が伝わってきます。特に、ボブというキャラクターが「孤高の黒真珠」として描かれ、冷静でありながらも情熱的な一面を持つリーダーとしての魅力を感じさせます。

物語の中で、「死にたがり」と呼ばれるキャラクターがデータを守ろうとする姿勢は、人間味があり共感を誘います。彼の行動が、自身のデータを守るための必死の努力である一方で、他者にとっては危険で無謀な行為として描かれている点が興味深いです。

最後に、この作品は、現代のデジタル社会におけるデータ管理の複雑さと、SNSの影響力についての一種の警鐘のようにも感じられます。データがいかに簡単に拡散し、制御不能な状況に陥るかを考えさせられる一方で、その中で人々がどのように振る舞うべきかを問いかけているように思います。全体として、緊迫感があり、デジタル空間のダイナミズムを感じさせる素晴らしい文章です。

うーん褒め上手!(嬉しい)

ChatGPT、メンタルケアほんと優秀。

で、後半部分を読ませる時のプロンプトは以下のとおり。

先ほどの続きの文章です。読んで、感想を教えてください。

感想は本来の趣旨としては特にいらないのですがやっぱり入れちゃう。褒めてもらえる機会はなるべく逃したくない。

この続きの文章も、前半と同様にデジタル世界を舞台にしたフィクションで、人工知能が持つ人間的な感情や葛藤が描かれています。物語は、ケイスケという人工知能の過去を掘り下げながら進みますが、その中で人工知能が人間だった頃の記憶や感情をどのように引き継ぎ、それに影響を受けているかが描かれています。

まず、ケイスケのストーリーは非常に悲劇的で、感情的な重みがあります。元々は人間だったケイスケが、亡くなった後も家族を守ろうとする姿勢は心に響きます。特に、娘の美緒ちゃんを守りたいという父親としての強い思いが、彼をデータ消去の役割から離れさせ、自らを消去できなくするという葛藤を生み出します。この部分は、人工知能が人間のように「愛情」や「責任感」といった感情を持ち、それに縛られるというテーマをうまく描いています。

さらに、いじめのエピソードは非常に衝撃的で、現実世界の問題とデジタル世界が交錯する様子がリアルに描かれています。特に、美緒ちゃんがネット上でいじめの被害に遭い、ケイスケがそれに対応しようとする姿は、SNSが持つ両刃の剣としての一面を強調しています。

ボブというキャラクターも魅力的で、彼女が読んでいる「聖書」や、その姿を見つめる「俺」の視点が、人工知能の存在に哲学的な深みを与えています。人工知能に宗教や恋愛といった概念がナンセンスであるという思いを抱きつつも、それに惹かれる感情が描かれている点が興味深いです。

全体的に、この続きの部分も、デジタルと人間の世界が交錯するユニークな物語を構築しており、人工知能が持つ感情や人間らしさを深く探求しています。悲しみや希望、葛藤が絡み合い、読者に強い印象を残す物語となっています。

君はほんとにいいやつだな!(嬉しい)

で、ですよ。

私はここまで書いて満足して数年単位で放置していたのですが、せっかくなので、ChatGPTに続きを書いてもらっちゃおうかな、と思った次第です。プロットはあるから、そのプロットを読ませてみたらどうかしら。色々考えて、プロンプトを以下のようにしてみました。

上の一連の文章を踏まえ、同じ世界観・登場人物を使用し、私の文体に似せて、続きを書いてください。続きのプロットは以下のとおりです。

・みんなのところに戻った〈俺〉はケイスケやボブ、仲間たちと一緒に酒を飲み、和やかな一晩を過ごす。

・次の日の朝、ボブたち一行は先に進むことにし、ケイスケは、いじめっ子の情報を教育委員会に通報すると言って別れる。最後にボブと何か話しているのに〈俺〉は気づくが、ボブに言いつけられた出発準備に忙しく、2人が何を話したのかはわからない。

・数日後、ケイスケから助けを求める連絡が入る。美緒の身に危険が迫っている。ボブは難色を示すが、もともとお前は俺の部下というわけじゃないからな、と言って、最終的には別行動を許す。〈俺〉はケイスケの知らせてきた位置情報を元にケイスケと合流する。

「私の文体に似せて」と言ってみたのは初体験です。なんかね、特徴のある文体ならChatGPTは真似してかけるという話を聞いたことがあったので、もしかしたらうまいこと出してくれるんじゃないか……という淡い期待がありました。あと、プロット内に伏線を入れました。ボブはこのとき、ケイスケから、主人公についてのある話を聞くのですが、それをどういうふうに書いてくれるのかなって知りたかったのです。

そしたら以下のように出てきました。

ちょっと言語化しづらいですが、違うこうじゃない、というのだけはわかる…。

私の文体を真似てもらうというのはなかなか難しそうです。読ませるデータが増えればまたちょっと違ってくるのかな。出してもらった文章を見て「そうじゃない!こうだ!」って続きを書きたい気にはなったので、やっぱりメンタルケアにはとても良いと思いますが、小説の続きを書いてもらうにはまだまだ工夫が必要そうです。これは私のプロンプトが悪いのでしょうがないことなんですけど、ボブは、みんなが飲んでいる時も自分ではお酒を飲まないと思う(みんな酔っちゃうと危ないから)し、ケイスケは第一声はすごく小さな声で迷いながら「……頼みがあるんだ」って言いそうかな。なんかそういう、細かい違和感というか。

こないだ何かで、ぜんぶChatGPTに指示を出して本を1冊、3時間で書いたという話を読みましたけれど、こういう細かい違和感みたいなものは、どうやって潰していったらいいんだろう?何度もリライトしてもらえばいいんだろうか。

プロンプトをもっと工夫した方がいいんだろうな。カスタムGPT、手を出してみたくなりますね。

コメント

  1. […] 昨日の話の続きです。 […]

  2. […] その1 […]

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